「1日たった3分、気の浄化で真の自分と向き合いましょう」
私たちの魂は何度も転生を繰り返す中で、様々な記憶とエネルギーを蓄積しています。現世における自己肯定感の低さは、しばしば前世からの呪縛や、子ども時代に刻まれたエネルギーの歪みから生じるものです。
私たちが生きるこの世界では、常に比較され、優劣をつけられながら生きる宿命を背負っています。給与査定や昇進、そして幼少期からの周囲との比較は、私たちの魂に深い傷を残しているのです。
私は霊能者として、近年では、まだこの世界に生きている方々の魂の浄化や、よりよく生きるための霊的カウンセリングも行っています。そんな中、オーラに深い陰りを持つ30代後半の女性から、こんな相談を受けました。
「私は何をやってもうまくいきません。これは何かの呪いなのでしょうか」
その女性は子どもの頃、記憶力が弱く忘れ物が多く、運動面でも学業でも周囲に遅れを取っていました。両親や教師からは常に姉と比較され、叱責を浴びる日々を送っていました。その後、懸命に努力して大学を卒業し、安定した職に就いたものの、心の深層には叱られ続けた過去の自分が淀み、自信を持てずにいるのです。
「今でも、周りの人と自分を比べてしまい、自分のが他者より劣っていないか、常に不安を感じてしまうんです」
比較という呪いの経験が、心の奥深くに棘のように刺さり続け、何か決断をする時や評価される場面では、自分が基準に達しているかどうかばかりが気になってしまう。子ども時代に「比較されて魂が傷つき」、大人になった今も、他者との比較で自分の価値を判断してしまう—そうした魂の歪みを抱える方は、実に多いのです。
自分にかけた呪いの言葉を「認識する」こと
自分でわかっていながらも比較してしまう、そんな私たちが様々な痛みや苦しみの呪縛から解放される第一歩は「認識する」ことです。これが気づきの始まりでもあります。
「認識する」ためには、まず自分の魂の深層をじっくりと探索することが不可欠です。
私たちは言葉も話せない幼児期から、そして前世からも様々な感情体験をオーラや潜在意識に蓄積して生きています。その蓄積されたエネルギーが、現在の思考パターンや思い込み、物事の捉え方に大きな影響を与えているのです。
例えば、コロナ禍で現れた「自粛警察」という現象も霊的に見れば理解できます。「自粛警察」と呼ばれる人々は、マスクをせずに外出する人や営業を続ける店舗に苦情を寄せました。これは「自分は我慢を強いられているのに、他者が同じ制約を受けていないこと」に対する魂の共鳴不全から生じる反応なのです。
自分に直接関係のないことでも他者の言動に過剰に反応する人は、前世や幼少期からの無意識の魂の記憶が影響しているのかもしれません。
自分の魂を深く探索する際の手がかりになるのが「魂の系譜」です。
「魂の系譜」とは、子ども時代からの記憶、そして可能ならば前世の記憶も含めて振り返り、自分がどのような環境で育まれ、どのような言葉を投げかけられてきたかを探ることです。表面的な美しさだけでなく、自分の弱点やネガティブな側面にも向き合う必要があります。
「魂の系譜」を辿っていくと、ささいな言葉や些細な体験からも「自分の魂がどこで傷ついてきたか」を認識できるようになります。これまで受けてきた悲しみや苦しみを認識することで、自分の思考の癖や思い込みのパターンを把握できるのです。
この作業を繰り返すことで、自分はどのような状況で比較してしまうのか、そのとき魂はどう反応するのか、周囲のオーラはどう変化するのかなどが見えてくるでしょう。
魂の系譜を辿るには、時間も過去の自分と向き合う精神的な強さも必要です。もっと簡易的に、日常の中で自分の本質を見つめ直す作業を「魂の内観」と呼んでいます。
「魂の内観」と聞くと、特別な能力を持つ人だけのものと思われるかもしれませんが、実際はそれほど特殊なことではありません。自分の言葉や行動の根源にあった感情や魂の動きを振り返るのが「魂の内観」なのです。
1日に1回。たった3分でも、5分でも構いません。「今日、私の魂はどんな動きをしたか」と、一つか二つでも思い出して、それがどんな感情から生まれた言葉だったのかを探ってみましょう。
あの言葉は相手の魂を思いやって発したものだったのか、それとも自分の魂の防衛から出たものだったのか、と思いを巡らせてみるのです。場所は、眠りにつく前のリビングや浄化作用のある入浴中、あるいは通勤電車内でも構いません。とにかく一人になり、静かに考えられる時間を5分確保しましょう。
照明は薄暗い方が魂は安らぎますが、他者に邪魔されない環境を選ぶことが重要です。入浴中にぼんやり考えていたら偶然気づいたというのではなく、意識的に自分の魂を見つめる時間を作ってください。横になるよりも座った姿勢で行うことをお勧めします。暗所で横になると、魂はネガティブなエネルギーに引き寄せられやすくなるからです。
呪いを解くための自己肯定感を高める具体的な方法
「魂の内観」を行う上で最も大切なことは、反省しないことです。反省とは「今日のあの行動は良くなかった。次はこう改めよう」と考えることですが、「魂の内観」はそのような表層的なものではありません。
自分の行動の根本にあったエネルギーは何だったのか。あの言葉の背後にあった、本当の感情は何だったのか。ただそれを観察する行為なのです。
自分の中に「人より優れていたい」という気持ちがあったことや、完全に相手のためだけを思っていなかったことに気づければ十分です。そこからさらに思考を続けると、「でもあの人がこう言ったから」「母親として当然やるべきことだった」などと思考が堂々巡りになってしまいます。
私たちの魂は、つらいエネルギーよりも喜びのエネルギーに反応します。霊的な視点から見ても、魂は否定されればされるほど、その波動が鈍くなり、活性化しにくくなります。称賛されれば魂は輝き、貶められれば、その光は弱まるのです。
「私はなんてダメな人間なんだろう。直さなければ」と自分を否定しても、魂はさらに暗く沈むだけです。自分を否定するネガティブなエネルギーを生み出す反省は不要です。だから、深く考え込まず、反省もせず、自分の思考を俯瞰的に観察するのです。
あのとき私の魂はどのようなエネルギーを放っていただろうかと、上から見守るように観察してみましょう。良い悪いの判断をせず、そういう感情があったということに気づくだけで十分です。
そして、気づいたら「そうか、そういうエネルギーだったのか」で終わりにします。そこからさらに追求していくと、反省のネガティブな渦に巻き込まれてしまいますから、そこで観察を終えましょう。
この「魂の内観」を続けることで、少しずつ古い呪縛から解放され、真の自己肯定へと歩みを進めることができるでしょう。